ロボコン観戦

(11月23日、ルールを追加し、最後まで更新)
(11月24日、スチームランナーの機構について訂正)

20日はニソコンmini、そして21日はロボットコンテスト2010の観戦に行ってきました。
いや~ロボット成分をたくさん吸収した週末で非常に楽しかったです。

ロボコン2010会場

さて、ロボコンの内容ですが、とにかく感動しました。
なんというか、両国国技館を埋める人がロボットイベントに集まるのもそうですし、
これだけ大きな規模と会場でロボットコンテストが開催されるというのがとにかく凄くて、
ROBO-ONEもそうですが、ロボット競技会の一つの究極系はこれなんだろうなと実感しました。

NHKが行っているというのもあり、予算があるというのはありますが、
今まで出たロボット大会に比べると、設備、そして運営、解説、どの面で最高の環境でした。
是非とも、これからもロボット界、もの作り界の牽引役として頑張っていって欲しいです。


さて、大会の運営面に関しての話になってしまいましたが、競技の方も非常に楽しめました。
様々なロボットが休みなく次々と出ていくのは飽きませんでしたし、
実況、解説も見事で、非常に面白かったです。

しかし、何よりも楽しかったのはやはりロボットですね。
今回の競技は

二足歩行ロボットが人を運ぶ

という内容で、
人を運ぶ二足歩行なんて、ASIMOだって出来るかどうか分からないことを、
高専生が挑戦するわけですから、出来るのか?、と思ったらしっかりと実現させているという。

そして、同じことをやるにも様々な機構があるというのが面白いですね。
ロボコンは毎年ルールが変わるので、その辺りで機体は同じ仕様には絶対になりませんが、
そのために常時カンブリア大爆発のように様々なロボットが現れるという。

大会が決勝に行くにつれ、ロボットが選抜されていくのは、ある意味進化の様子を見ているような気がしました。

個人的には、是非とも動いていたロボットを間近で見る機会が欲しかったのですが、それがなかったのが少々残念でした。


それでは、各試合の感想を。
といっても、メモと記憶を頼りに書くだけなので、あまりたいしたことは書けませんし、微妙に間違いがあるかもしれないのはご了承ください。

なお、大会の様子は12月4日に午後11時よりNHKで放映とのこと。

ちなみに、下がトーナメント表です。
勢いで作ってみました。
シード校は、各地区の優勝校をタイム順にしたものということです。

ロボコン2010トーナメント


ルール
大会ルールはロボコンHPを参考にどうぞ。
基本的には、スタートから順番に、2足ゾーン、連結ゾーン、激走ゾーン、鍵穴、ゴールといくつかのゾーンがあります。
2足ゾーンではロボットが7.5メートル先の連結ゾーンを目指し二足歩行で走ります。
連結ゾーンでは、人を乗せた台車とロボットが連結します。この連結時には人間の手が入っても構いません。
また、台車の形状は人間を運ぶのであればなんでもOKで、車輪を持たず人間を持ち上げるのもOKです。
ただし、台車自体に動力があるのは反則で、台車はロボットが二足歩行で運ばないといけません。
連結ゾーンからロボットはゴールを目指し、激走ゾーンを走ります。
その途中、鍵穴があり、そこにロボットが鍵を差し込むことでゴールへ入る権利(扉が開く)が与えられます。
実際には扉はなく、ゴールライン横のライトが点灯し、ゴールできることを示します。
競技であるため、スピードは当然ながら、人間を運ぶためのパワーや、その重さや衝撃に耐えうる強度が必要な競技となっています。




1回戦
第1試合
金沢高専 夢ロボ一世 VS 香川高専 歩けー

クリスマス仕様の夢ロボ一世が目を引きました。
傍目には3人乗って動きが遅そうな夢ロボ一世が不利と思われましたが、
開始早々歩けーの調子が悪く、そのまま3人乗せた夢ロボ一世がゴール。
基本的にオペレーター以外の2人は乗っているだけなので、夢ロボ一世は会場に手を振る余裕を見せていました。
動かなかった歩けーですが、バッテリーか回路を入れていたタッパーが壊れて、外れてしまったとのこと。
タッパーの蓋が閉まらなくなり、バッテリーが外れてしまったのでしょうかね。
こういう思ってもみないところで故障が発生するのが、コンテスト会場の魔力というところなのでしょうか。


第2試合
奈良高専 隼 VS 松江高専 Homing

大きなカギを持った隼に対し、空気圧による強力なジャンプで二足歩行ゾーンを突破するHoming。
Homingの空気圧ジャンプはお家芸とのことですが、ジャンプする衝撃を吸収する機構諸々、
そこにつぎ込まれた技術は素晴らしいです。
スタートと同時に空気圧独特の音でジャンプするHoming。
あっという間に人を乗せた台車と合体。
ジャンプの威力で台車を押しますが、ジャンプのたびに台車が激しく動き、操縦者は大変そうでした。
そして、そちらに注目していると、いつの間にやら隼がゴール。
鍵穴の周辺に何やら鍵を取り付ける用の機械が用意されていたのですが、
詳しいことはHomingに注目していたので見られませんでした。
というわけで、この謎は次の試合に。
負けてしまったHomingですが、操縦者に乗り心地を聞くと
「椅子の真後ろからバットで思い切りたたかれる感覚」
とのこと、
自分しか乗らないのだから、安全性や乗り心地を全く考えない設計思想はある意味素晴らしかったです。


第3試合
熊本高専 スチームランナー VS 長野高専 メタリオット

本来なら人の手を使っても良い台車との連結を、出場チームの中で唯一自動化させたスチームランナー。
電車の形をして車輪で動きそうですが、二足歩行ロボットです。
対するは、紹介ビデオでたくさんの人が乗っても大丈夫、とパワーをアピールしたメタリオット。
中世ヨーロッパ風の兜を付けたオペレーターが目立っています。
試合はまず両機体とも重い機体ということもあり、重厚な歩行音が会場に響きました。
そして、スチームランナーの連結動作が始まるとそれに会場が注目。
電車が格納庫に入っていくように、台車と連結するスチームランナーはカッコよかったです。
しかし、それに見とれている間に、パワーが自慢のメタリオットが3人乗せながらも安定した動きでゴール。
敗北してしまいましたが、スチームランナーは自動化した連結機構を完璧に見せることが出来て満足とのことでした。
また、自分は聞けませんでしたが、
電車っぽい音を出すために、それ用のモーターを用意していたとのことで、こだわりが凄かったです。

そのような機構はないとのご指摘を受けましたの訂正。
岐阜高専のAccelと勘違いしたようです。


第4試合
苫小牧高専 ヤドカギ VS 東京高専 狭間怪力

ヤドカリをイメージしたヤドカギと、シンデレラ(男)を台車に乗せる狭間怪力。
紹介ビデオのラストからのつながりでシンデレラの顔が移された時は会場大爆笑でした。
映像を見ると、東京高専を応援したくなりますが、苫小牧高専はまだ全国大会で勝ったことがないという話を見たので、自分は苫小牧を心の中で応援。
試合はほぼ互角なものの、狭間怪力が少々リード。
ただ、鍵穴に鍵を差し込むところで失敗、バックする機構も持っていなかったため、リトライ。
そして、その隙にヤドカギが追い抜き、鍵を射出させるという中々成功率が怖いシステムを見事に成功させゴール。
全国大会初勝利となりました。
負けた狭間怪力ですが、シンデレラの衣装は母親が作ってくれたとのこと。
映像でうつされましたが、お母さんもシンデレラ風のかつらをつけて応援してました。


第5試合
鶴岡高専 ぷりん☆A!LAもーど♡ VS 舞鶴高専 鶴車

プリンの形状をしたぷりん☆A!LAもーど♡と、人力車風の鶴車の対決。
人力車風の台車はデザインにこだわったとのこと。
気になるのはやはりプリン、ということでぷりん☆A!LAもーど♡を注目しましたが、
リンク機構に不備があるのか、微妙に歩行が安定しません。
しかし、それをオペレーターが、倒れそうになると動くのを止め安定するまで待つ操縦でなんとか前へ動きます。
ただ、それでは時間がかかり過ぎ、いつの間にやら鶴車がゴール。
ぷりん☆A!LAもーど♡は負けてしまいましたが、故障を操縦でカバーするテクニックは見事でした。
ちなみに、オペレーターのお母さんが誕生日とのことで、
ぷりん☆A!LAもーど♡は誕生日ケーキとして贈られました(笑)。


第6試合
群馬高専 Voiture VS 岐阜高専 Accel

近未来的なデザインで、台車を引っ張るのではなく人を乗せるという、i-footやfuROのcoreのようなVoiture。
対するは、ロボコンのコの字型の足ではなく、ROBO-ONE風の長方形の足で、しっかりと重心移動で歩行するAccel。
Accelは合体後、バイク型になると言うのでその辺りも注目です。
試合は、本格的な二足歩行をするAccelが遅く、Voitureがリード。
しかし、Voitureは合体後、人を乗せるためスピードが遅くなります。
一方、遅れて台車と合体したAccelでしたが、見事にバイク型に変形。
バイクというだけあり、スピードがアップしVoitureを追い抜き勝利。
Accelはバイク型の時は二足歩行をやってないっぽいですが、ルール的にはやってないといけないので、
その辺りは次の試合で分かることを期待したいです。
Voitureは負けたものの、オペレーターが乗りながら手を振るなど、
プログラミング的な面でも凄さを見せつけ、ハード、ソフト共に素晴らしかったです。


第7試合
福井高専 Air Walker VS 八戸高専 Earl Quis

ホバーで浮かせ、3人を運ぶAir Walkerに対して、先程のVoitureと同じく人を乗せるEral Quis。
Earl Quisはそのまんま歩く椅子ですからね、赤の色がカッコよいです。
試合はほとんどEarl Quisに注目してまして、人を乗せた椅子を左右に動かしてEarl Quisがしっかり歩いていました。
しかし、大きな機体な上に人を乗せるということでスピードはAir Walkerが勝っており、
3人乗せつつも、ホバークラフトでそんな人数ものともせずAir Walkerの勝利。
負けてはしまいましたが、人間の体重を上手く重心移動に使いのしのしと歩くEarl Quisは、
Voitureと同じくロマンがありましたね。
デザインも、乗り物風でカッコよかったですし、乗ってみたくなる機体でした。
ただ、Voitureよりも大型ということで、操縦席の左右移動が大きく、乗り心地が少々気になりました(笑)。


第8試合
大分高専 お御輿ぱっちんGO VS 呉高専 A-rrivee

めじろんという地元のキャラクターをイメージしたお御輿ぱっちんGOとA-rriveeの対決。
ちなみに、めじろんを自分は完全にネジロンと聞き間違えしてました。
さて、その外装で注目していたお御輿ぱっちんGOですが、意外と速かったです。
外装が重いから遅いのではと思ったら、試合はまさかのスピード勝負。
しかし、A-rriveeはもっと速く、A-rriveeの勝利。
外装が重いため、ない方が早かったのではないかと言われたお御輿ぱっちんGO。
それに対し、絶対に必要なので外すわけにはいかなかったと応えるオペレーターたち。
勝利や効率よりも大切なものがあるという、その外装への熱い想いは素晴らしかったです。


第9試合
北九州高専 Tech-Cha!! VS 産技高専 歓声!Moment

紹介ビデオで地デジの宣伝をするTech-Cha!!に対し、独特な動きが特徴という歓声!Moment。
Tech-Cha!!はそのパーツのほとんどが手作りというのが見所のようです。
一方の歓声!Momenですが、砂時計型の足が2本あり、
それがくるっと半回転し、もうひとつの足にぶつかり、それが半回転し……という方法で歩く機構の様子。
歩行が独特過ぎて、中々言葉では表現しにくいです。
試合は、その機構上、歓声!Momentはスピードが出しにくいためスピードで勝るTech-Cha!!が勝利。
とはいえ、負けたものの歓声!Momentはしっかりと旋回もできるようにしてあり、
人を乗せても同じ独特な機構で動いていて、見てて楽しかったです。
20Wで動くと省エネもアピールしており、名前の如く慣性モーメントを利用するそのアイディアは素晴らしかったです。
しかし、あれで20Wだとすると、他のロボットはどれだけの消費電力なのかちょっと気になりますね。


2回戦
第1試合
鹿児島高専 Rose Road VS 金沢高専 夢ロボ一世

第1シードということで、予選で26秒というタイムをたたき出したRose Roadに対するは、
クリスマスのトナカイを模した形状に、1人で良いものをなぜか台車に3人乗る夢ロボ一世。
試合はRose Roadがパイロンを動かしてしまい、リトライをするものの、
それでも、3人乗りの夢ロボ一世のスピードを圧倒的に上回っておりRose Roadの勝利。
第1シードのスピードは流石でした。
夢ロボ一世は鍵を失敗し、バックが出来ないため戻るのに苦戦したものの、なんとかゴール。
Rose Roadには負けたものの予選に比べ全国大会で大幅にタイム更新が出来たとのこと。
スピードが遅いため、3人乗せて会場を盛り上げようとしていたとのことで、
勝ちを捨ててそういうアピールを重視するのも、エンターテイメント性を備えた競技会であるロボコンならではで良いですね。


第2試合
奈良高専 隼 VS 長野高専 メタリオット

先程の試合は、気付いたらゴールしていたという非常にスピードのある隼と、
紹介ビデオでたくさんの人が乗れることをアピールしたパワー自慢のメタリオット。
スピードとパワーの対決となります。
隼には鍵を入れる特殊な装置があり、先程の試合ではよく見られなかったのでそれに注目です。
試合開始早々、隼とは別に鍵を持った機械がゆっくりと鍵穴に向けて展開していきます。
そして、鍵穴の前に鍵をセット、展開し終えたぐらいのところで隼が台車を引いて到着します。
セットされた鍵は隼がちょっと押すと簡単に鍵穴に入るようになっており、そのまま隼がゴール。
というわけで、スピード対パワーの対決は早さを競う競技ということもあり、
独特な鍵システムを使って好タイムを出した隼の勝利となりました。
敗北してしまったメタリオットですが、その後アナウンサーを乗せて9人乗れるパワーをアピール。
アナウンサーが乗る時に足がつってしまったなどありましたが、素晴らしいパフォーマンスでした。


第3試合
香川高専 Cyclone VS 苫小牧高専 ヤドカギ

全国大会初勝利を勝ち取った苫小牧高専のヤドカギに対するは第5シードのサイクロン。
開始早々、サイクロンがリード、そしてそのまま連結ゾーンに。
二足歩行ゾーンでのスピードは他にもっと速いロボットがいたのですが、サイクロンは連結が非常に早いです。
あっという間に連結を終えて、ゴールに向かうCyclone。
途中、足を浮かせ勢いを利用し台車のタイヤで移動したりターンしたりと、
合体後でもほぼスピードが落ちず、そのままゴール。
ヤドカギは負けてしまったものの、ゴールだけはしようとゴールに向かいます。
しかし、鍵の射出が上手くいかずそのまま時間切れでゴールできず。
惜しかったですが、アピール用にヤシの木を用意していたりと、
北海道なのになぜか南国風のアピールが面白かったです。
鍵の射出システムには打ち出す角度を微調整するシステムがあるようで、
細かい位置決めが出来ない二足歩行ロボットの欠点をそのシステムで補っていたとのこと。
鍵を射出するシステムにすると重心が低くなりロボットが安定し倒れにくくなるという利点があるものの、
成功率はどうしても長いアームを使ったものに比べると低くなってしまいますからね。
それを微調整するシステムを積んでいるのはさすがでした。


第4試合
舞鶴高専 鶴車 VS 米子高専 V@y@6

人力車への形にこだわりのある鶴車に対するは、第4シードのV@y@6。
鶴車はどうやら大会当日の朝まで動けなかったようですが、
そのトラブルを見事乗り越え1回戦を突破してきました。
V@y@6は台車と合体した後、台車が置いてかれているように見えるそうですが、大丈夫とのこと。
一体何が起こるのかよくわかりませんが、楽しみです。
スタートと同時に両機体はスタート、若干鶴車のスピードが速いです。
しかし、遅れてV@y@6も連結ゾーンに。
連結が済んだV@y@6はそのまま激走ゾーンに行くものの、なんと台車が置いてかれています。
一体どうしたものかと思ったら、いきなりロボットが止まり、そしてそのロボットに向かい台車が走り出します。
台車に駆動装置を付け、EVOLTAのようにセンサーでロボットの位置を見て、そこに向けて走っているのかと思いましたが、台車に駆動装置を付けるのは反則なのでどうやっているのか謎です。
と、そんなことを気にしていたらいつの間にやら鶴車がゴール。
全体的なスピードの勝っていた鶴車が勝利しました。
説明を聞くと、V@y@6は釣り糸で台車を引っ張っているとのこと。
遠くから見ると釣り糸が見えないので、勝手に走っているように見えたのですね。
最大5メートルの距離まで伸びるとのことで、邪魔になる台車は後で引っ張るというアイディアは、
釣り糸が見えず台車が勝手に動いているように見える見た目の楽しさもあり、面白かったです。


第5試合
旭川高専 revlis VS 岐阜高専 Accel

鍵の成功率100%の第3シードrevlisと、高い技術の二足歩行とバイクへの変形が特徴のAccelの対決。
試合は、revlisが旋回の調子が若干悪く苦戦していたものの、
Accelの二足状態でのスピードが遅いこともあり、自慢の成功率100%の鍵をしっかりと成功させ見事にゴール。
負けてはしまったものの、Accelもバイク状態で足が地面に設置しないというトラブルに見舞われつつ、
こっそり乗り手がちょっと重心移動をしながらなんとかゴール。
バイク状態は本当にバイクに乗っているようで見てて面白かったです。
なお、バイク状態での移動ですが、人間の肩甲骨にあたる部分にリンク機構を積んでおり、
それで動いているとのこと。
見た感じ、川崎のスライダリンクみたいなもので二足歩行をやっている感じでした。
二足歩行の高い技術にバイクへの変形と非常に楽しませてくれる機体でした。


第6試合
福井高専 Air Walker VS 富山高専 ばひゅん

「そんな、ロボットで大丈夫か」というエルシャダイネタの紹介ビデオで登場したばひゅん。
対するは、ホバークラフトのおかげで、250グラムの力で人間を3人運べるAir Walker。
試合は、ばひゅんがトラブル多発で本当にそんなロボットで大丈夫かという状態に。
Air Walkerはスピードではばひゅんに劣るものの、ばひゅんのトラブルもありリード。
しかし、なんとか台車と合体したばひゅんが鍵穴ゾーンで追いつきます。
ただ、ここであせっていたばひゅんが鍵穴を失敗、残り時間も少なくどうなるかと思いましたが、
ばひゅんが二度目のチャレンジで鍵穴を成功させ、先にゴールし勝利。
Air Walkerも先にゴールはされましたが、鍵穴を成功させゴールに向かいます。
しかし、トラブルが発生したのか、ゴール前でストップ。
そのまま時間切れでゴール出来ませんでした。
オペレーターによると、ホバークラフトの装置が壊れて浮かなくなってしまったとのこと。
後少しでゴールだっただけに、悔しそうに泣いていたのが印象的でした。
掃除機に浮き袋とどこにでも手に入るパーツでホバークラフトを実現したAir Walker。
ロボコン特有の想定外の故障に見舞われましたが、その技術の高さは素晴らしかったです。


第7試合
富山高専 Aruyo=Aruyo VS 呉高専 A-rrive

外国映画予告風の紹介ビデオで登場したAruyo=Aruyoに対するは、
先程、お御輿ぱっちんGOとのスピード勝負を制したA-rrive。
試合は、Aruyo=AruyoもA-rriveと負けず劣らずの速さを持ちスピード勝負に。
Aruyo=Aruyoは鍵穴に鍵を差し込むシステムが特徴的で、ヤドカギと同じく射出して鍵を挿すタイプです。
命中率を上げるために、オペレータの前にロックオンサイトのようなモニターが出て、
それで照準を決めているとのこと。
先に鍵穴の前に来たAruyo=Aruyoですが、外したり、遅れれば逆転されてもおかしくない状況。
その緊張感の中で、オペレーターは見事鍵穴に鍵を挿すことに成功しそのままゴール。
素晴らしい照準でAruyo=Aruyoが勝利しました。
その後、遅れてA-rriveもゴール。
調整不足で真っすぐ歩けなかったとのことですが、それでもA-rriveは30秒台の好タイムを記録。
そのスピードは多少の調整不足でも健在でした。


第8試合
北九州高専 Tech-Cha!! VS 和歌山高専 ウメンライダーW

近日公開が本日公開となる紹介ビデオで登場した、特撮ヒーロー風のウメンライダーWに対して、
様々なパーツが手作りというところが特徴のTech-Cha!!の対決。
試合開始早々、ウメンライダーWが恐ろしいスピードで二足歩行ゾーンを駆け抜け連結ゾーンに。
そして、連結も早々に終え、そのまま鍵も1発成功しゴール。
22秒という大会ベストタイムで勝利しました。
Tech-Cha!!も遅れてゴールしようとしますが、どうも歩行が安定せず調子が悪いようでした。
鍵穴に鍵を入れようとした時に鍵が引っ掛かり足のフレームが歪んでしまったようです。
選手が歪んだフレームを手で戻そうとしています。
しかし、太いロボットのフレームは人間の力では戻すことはほぼ不可能で苦戦します。
残り時間も少なくなり、観客も固唾をのんで静まり返る中、応援が会場に響きます。
そして、なんとか少しずつ前に動き、時間ぎりぎりのところでTech-Cha!!もゴール。
試合では負けてしまったものの、最後までゴールしようと諦めず頑張り、
そして見事にゴールしたその姿は非常に感動しました。


準々決勝
第1試合
鹿児島高専 Rose Road VS 奈良高専 隼

地方大会で26秒というタイムをたたき出した第1シードのRose Roadと、
全国大会で22秒というタイムを出した隼の対決。
隼はその鍵穴専用の機械が特徴ですが、今回は今まで使っていたコースとは逆側のコースということで、
今まで通り成功するのか注目です。
試合は、予想通りスピード勝負に。
あっという間に二足歩行ゾーンを走る両機体ですが、隼が急ぎ過ぎ、パイロンを動かしリトライ。
その隙にRose Roadが連結し鍵も成功させミスなくゴールし勝利。
それにわずかながらに遅れて隼がゴールしました。
両者25秒以内でゴールと非常に速い試合展開で、隼のリトライがなければどうなっていたか。
隼の鍵のシステムも逆側で心配していたのですが、ミスもなくその機構の安定性は素晴らしかったです。
他のチームが鍵を持ち運ぼうとしたのに対し、鍵を鍵穴に入れるシステムを別にしようというアイディアは独創的でした。


第2試合
香川高専 Cyclone VS 舞鶴高専 鶴車

合体後、慣性を利用したスピーディーなターンと移動が特徴のCycloneに対するは、
人力車のイメージもさながら、大会当日の8時まで動かなかった状態から見事持ち直し、勝ち進んできた鶴車。
こちらもスピード対決となりそうな戦い。
試合は、2足ゾーンはほぼ互角かと思われましたが、鶴車が不調で動きません。
その隙にCycloneが連結ゾーンに。
素早い連結も特徴のCycloineはトラブルで動けない鶴車を横目に鍵穴に挑戦。
しかし、1度目は失敗し2度目で成功。
そして、そのままCycloneがゴールし、勝利。
鍵穴に1度失敗したものの、30秒台というタイムでそのスピードは相変わらずでした。
負けてしまった鶴車ですが、トラブルでチェーンが切れたとのこと。
短い時間に何度も動かす大会ならではのトラブル。
ロボットも疲労がたまっていたということなんでしょう。
とはいえ、人力車のデザインもさることながら、
移動の安定性、速度など当日朝まで動けなかったとは思えないほどロボットの完成度は非常に高く、
最後には故障してしまったものの、その諦めない意思と修理技術は素晴らしかったです。


第3試合
旭川高専 revlis VS 富山高専 ばひゅん

鍵成功率100%というrevlisとトラブルがありながらもなんとか勝ち進んだばひゅん。
試合は、ばひゅんが先程のトラブルで前進が怖いと考えたのか、後ろ向きに走る形で2足ゾーンを突破。
先程のトラブルを感じさせない動きで、2足ゾーンをクリアします。
しかし、スピードはrevlisが少々買っていたようで、先にrevlisが鍵に挑戦。
ところが、ここでrevlisがまさかの鍵失敗。
ここで、ばひゅんは逆転といきたいところですが、なんとばひゅんが転倒。
その隙に、revlisが鍵を成功させ、ゴールし勝利。
会場のスクリーンでrevlisの失敗の様子が映されましたが、なぜ失敗したのか分からないとの解説。
試合は何が起こるのか分からないものです。
負けてしまったばひゅんですが、ロボットがまっすぐ進まなかったとのこと。
とはいえ、最初の戦いから前歩きはだめだと判断し、後ろ向きに歩くよう変えるなどその決断力は素晴らしかったです。
オペレーターは5年間ありがとう、と高専の最後に全国大会に来れて良かったとのことでした。


第4試合
仙台高専 Aruyo=Aruyo VS 和歌山高専 ウメンライダーW

鍵穴に向け、鍵を放つ射出型のAruyo=Aruyoに対して、
特撮ヒーロー風のデザインと22秒でゴールするスピードが特徴のウメンライダーW。
両者ともスピードが速く、一瞬たりとも目が離せません。
試合は、2足ゾーンは両機体ともほぼ同時にクリア。
しかし、ウメンライダーが連結ゾーンで鍵を落としてしまい、わずかに手間取ります。
そして、その間にAruyo=Aruyoは鍵穴の前に進み照準をセット。
放たれた鍵は見事に鍵穴に入り、まさに百発百中でした。
ところが、照準で一度止まったこともあり、
その僅かな時間の間にウメンライダーが追いつき、鍵も1発でクリア。
はたして、どちらが勝つのかと思いましたが、タッチの差でウメンライダーWが逆転勝利。
照準のために僅かな時間止まらなければならない射出システム……
その僅かな時間の差が試合のレベルが高くなったために表れた結果となりました。
オペレーターは、照準に時間がかかってしまい、と悔しんでいましたが、
たとえベストでなかったとしても、あの試合という緊張感の中で非常に早い時間で照準を合わせ、
そして、見事に成功させたことは非常に素晴らしかったです。
100%の鍵成功率を誇っていたrevlisですら失敗した中で、最後まで鍵穴成功率100%を貫いたAruyo=Aruyo。
選手の方も言っていましたが、まさに鍵成功率100%の伝説を残していきました。


準決勝
第1試合
鹿児島高専 Rose Road VS 香川高専 Cyclone

準々決勝ではミスなく好タイムを出したRose Road。
対するは、連結のスピードと、連結後の勢いを利用し移動するところが特徴のCyclone。
準決勝というだけあり、両機体とも非常にスピードの早い機体です。
限界とされる22秒という壁を切ることが出来るのかも期待したいところです。
試合は、若干スピードの速いRose Roadがリードするものの、パイロンにぶつかりそうになりリトライ。
その間にCycloneが連結ゾーンに。
連結はCycloneが若干速いものの、Rose Roadがスピードは速く鍵穴ゾーンにほぼ同時に突入。
しかし、そこで両者鍵に失敗。
Rose Roadは自力でバックし再挑戦するものの、Cycloneはリトライで挑戦。
審判も最速でリトライを宣言するものの、若干遅れるCyclone。
両機体共に2度目の鍵を成功させ、ほぼ互角の戦いを繰り広げたものの、
タッチの差でRose Roadが先にゴールしギリギリ勝利。
Cycloneが僅かに遅れてゴールします。
Rose Roadが自分でバックし鍵穴をやりなおしたことに対し、
Cycloneはリトライにより審判の合図があるまでスタート出来なかったので、
その僅かな差が結果に出ることになりました。
とはいえ、Cycloneは慣性を利用したターンや勢いを利用した移動等、高い操縦技術も必要なのですが、
それを気にさせないほど見事に機体を操っており、機体の完成度、操縦者の技量共にも非常に高く素晴らしかったです。


第2試合
旭川高専 revlis VS 和歌山高専 ウメンライダーW

一度失敗したものの、独特な鍵の形状が特徴のrevlisと、
先程の試合では連結ゾーンで鍵を落下させるというトラブルがあったウメンライダーWの対決。
試合はスピードで勝るウメンライダーWがリードする展開に。
僅かな差で、revlisも追いかけるが、ウメンライダーWは連結も非常に早く終え鍵穴に。
そこで失敗をすれば逆転もあったものの、ミスなく鍵も成功させゴール。
その後、revlisも今回はミスなく鍵穴にゴール。
両者ともにミスがなかったため、全体的なスピードが速いウメンライダーWが勝利しました。
準決勝に来た機体は、revlis以外は複数の鍵のどれかをひっかけるチームだったので、
一つの鍵で勝負するrevlisに個人的には頑張って欲しかったのですが、負けてしまい残念。
とはいえ、解説者にもなぜ失敗したのか分からないと言わしめるほどの構造をもった鍵は見事でした。


エキシビジョン
群馬高専 Voiture VS 八戸高専 Earl Quis

決勝戦の前に、エキシビジョンマッチが。
人を乗せて動くタイプのロボットにアナウンサーが2人が登場します。
はたして、安全性とか乗り心地とか大丈夫かと思いましたが、アナウンサーがそれぞれ乗りスタート。
横揺れがあまり激しくなさそうなVoitureはともかく、
結構横に移動するEarl Quisはどうなんだろうと思いましたが、アナウンサー曰く慣れると乗り心地が良いとのこと。
ちなみに、勝負はEarl Quisの勝利。
しかし、勝負の内容云々よりはアナウンサーが羨ましいと思いました。
乗れることなら、自分も乗ってみたかったです。


決勝戦
鹿児島高専 Rose Road VS 和歌山高専 ウメンライダーW

とうとう決勝戦、両者ともその恐ろしいスピードで好タイムをたたき出している機体です。
お互いの初優勝がかかっているということで、応援の方も盛り上がっています。
ちなみに、鹿児島高専の応援に、大分高専の応援に来ていためじろんがこっそり合流。
九州新幹線の宣伝などもしつつ、高専だけではなく、九州地区全体で応援していました。
試合は、両機体自慢のスピードで2足ゾーンを突破……と思いきや、
Rose Roadがパイロンにぶつかりそうになりリトライ。
その隙にそのままウメンライダーWがゴール……かと思いきや、まさかの鍵が落下!!
そして、そのリトライを行っている間に、Rose Roadが追い抜きそのまま勝利。
試合時間僅か30秒程度の中で、何度も展開が入れ替わる非常に白熱した勝負でした。
ウメンライダーWも鍵をもう少ししっかり固定出来てればとも思いますが、
そうすると今度は鍵穴に成功したときに上手く外れない可能性もあり出来なかったのでしょう。
そして、Rose Roadもパイロンにぶつかりそうになった時、無理やりそのままいかず、
遅れることを覚悟して即座にリトライを宣言した決断力は見事でしたね。
1秒の判断の遅れが勝負を分けてもおかしくない中で、
リトライという覚悟のいる判断を即座に出来たのは見事でした。
とはいえ、両機体共に速度も互角で非常に素晴らしい勝負でした。
両者とも機体の故障もなく、安定してかつ素早い動きを実現していたわけですからね。
人力車型の台車であるRose Roadと特撮ヒーロー型の機体と限界まで軽量化された台車のウメンライダーWと、
見た目は違いますが、両者とも高速な足と、複数の鍵という似たような構造を持った機体。
それが勝ち残って、最後に決勝で戦うというのは収斂進化みたいなものかもしれません。
とにかく、どちらが勝っていてもおかしくない、非常に良い試合を見せてもらいました。


試合結果
試合結果は以下のようになりました。

ロボコン2010トーナメント結果

そして、各賞ですが

アイディア賞:奈良高専 隼
鍵をロボットとは別にするという他の機体にはないアイディアが評価されたようです。

技術賞:岐阜高専 Accel
コの字型ではなく長方形の足で歩行することと変形、その2つの技術と変型後のデザインが評価されたようです。

デザイン賞:熊本高専 スチームランナー
機関車のデザインとそのデザインにさわしい自動連結システムという技術の伴ったデザインが評価されたようです。

激走賞:松江高専 Homing
空気圧で台車を思い切り押し、操縦者に「椅子の後ろからバットで思い切りたたかれる感覚」と言わしめるほどの激走ぶりが評価されたようです。

本田技研工業:岐阜高専 Accel
基本は、技術賞とおなじでしょうが、ホンダだからこそバイクへの変形を評価したかったというのもあるかもしれません。

電気事業連合会:鶴岡高専 ぷりん☆A!LAもーど♡
ぷりんという形状とバニラエッセンスをふきかけニオイまで再現し人々を癒してくれたところが評価されたようです。

マブチモーター:長野高専 メタリオット
モーターの会社ということもあり、9人も運べるパワフルさが評価されたようです。

安川電気:群馬高専 Voiture
人が乗れるという技術、未来的なデザイン、そして、乗っているときに操縦者が手を話せるという高いレベルの操縦システムが評価されたようです。

東京エレクトロン FE::熊本高専 スチームランナー
デザイン賞と同じく、自動化された連結システムが評価されたようです。


各賞のコメントについては自分の感想です。

さて、栄えあるロボコン大賞は……

ロボコン大賞:仙台高専 Aruyo=Aruyo

鍵穴に鍵を差し込む100発100中のロックオンシステムが評価されたようです。
今大会で唯一の鍵穴成功率100%ですからね。
モニターを見て、照準を合わせるというシステムは非常に高度な技術だと思いました。


というわけで、結構長くなってしまいましたが、感想は終了。
時間はかかりましたが、書きながら大会の様子を思い出す事も出来て楽しかったです。
次回のロボコンもまた観に行きたいですね。
そして、機会があればまた感想など書いてみたいものです。

それでは、かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。


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