トイ・ストーリー3

さよならなんて、言えないよ……

トイストーリー3右トイストーリー3左



というわけで、トイ・ストーリー3を観てきました。
最初の斜め文字のセリフは今回は映画から名セリフを持ってくるとネタバレの可能性があったので、予告編より拝借。
観たのはIMAX3D版です。近場にIMAX上映館があるのは本当にありがたいですね。
3Dといってもトイ・ストーリーは部屋の中の場面が多いので、有名なアバターに比べればそれほど3Dであることを意識することは少なかったですけど、それでもいくつかの場面では立体感を感じることはありました。
そういうシーンで3Dならではの迫力を観ると、3Dで良かったなぁと感じます。
とはいえ、この映画に関しては映像の迫力よりもコミカルなおもちゃたちの動きのストーリーが重要ですから、3Dだからといって映像に注目するだけではなく、ストーリーやおもちゃの動きにも注目して欲しいです。

さて、内容については、とにかく……良い映画でした。

トイ・ストーリー1、2、3とシリーズものですが、トイ・ストーリーはシリーズを追うごとに面白くなっている感じがします。
観客の期待を裏切らないおもちゃたち、手に汗握るストーリー展開、そしてシリアルだけどおもちゃだからこそ起こる笑い等などトイ・ストーリーの面白さを十分に生かしつつ、使われなくなったおもちゃがどうなるのかというメッセージを観客に投げかける、エンターテイメントとしても面白いですが、作品の与えるメッセージも素晴らしかったです。
トイ・ストーリーでは捨てられるのはおもちゃだけでしたが、ここらへんはものをたくさん捨てる消費社会へのメッセージ性もあるのかもしれません。
結局、ものを使わなくなったりするといつの間にかどこかになくなってしまったりしますが、それでも「もの」そのものは消滅したりはしないでずっと存在し続けるわけですからね。
それをどう扱うべきなのか……色々と考えさせられます。

そして、今回トイ・ストーリー3で良かったのはそれに関して一つの答えを出したことでしょう。
もう、これに関しては映画を見てくれた人にしか分からないので、ネタバレの方に書きますが、予想を上回るラストで非常に素晴らしかったです。
無論、ラスト以外にも見どころはたくさんあり、見事につながっていくストーリーの流れや、ところどころに混ざるギャグなども非常に楽しめました。
映画のテンポも良く、予告編や、短編映画も含めて2時間の映画でしたが、飽きることなく最後まで楽しむことが出来、とても上手くまとまっている映画だなと感じました。

とにかく、メッセージ性やエンターテイメント性共に素晴らしい映画で、トイ・ストーリーは外れのない映画だということを再確認出来ました。
子供向けですが、見ていた人は大人の方が多めの印象でしたし、子供向けといって観ないのは非常にもったいない映画です。
まず間違いなく面白いので、映画を観たいけど何を観ればよいのか分からないという方は是非とも、このトイ・ストーリー3をどうぞ。

(以下ネタばれありの感想です。ご注意を)






以下の感想はネタばれありなので、注意してください。
























では、ネタばれありの感想。

もうキャラが期待を裏切りませんね。
アンディはやっぱり最高ですよ。
それにウッディもバズも相変わらず頼りになります。
特にバズは、ごみ収集車の中でジェシーを助けるシーンが……カッコ良すぎます(笑)。
ちなみに、バズについては、個人的にスペースレンジャーに戻った時にバズのヘルメットが開き息苦しくなるシーンとかも欲しかったですけど、そこらへんは1、2でやりましたし、十分だったんでしょう。

映画に関しては最初は保育園からの大脱出だけかと思っていたら、それだけで済まなくて最後にゴミ処理場からの脱出ですから、まさかのラスボスが待っていたという感じです。
ゴミ収集車に乗せられたときにはどうなる事かと思いましたが、さらにその後の溶鉱炉に向かうシーンはドキドキしました。
あのごみ処理場の一連のシーンに関しては3Dならではの迫力もあり、IMAX3Dで観て良かったと思います。
今まで、諦めることなく立ち向かっていったバズもウッディも諦めてしまうあのシーン。
自分も、もしかして、このまま処理されて終わってしまうのか……とハッピーエンドのピクサーらしからぬことを考えてしまいましたが、そこで現れたのが「神様」ならぬ3つ目エイリアン達の操るクレーン。
ここで、そいつが来たかっ!!と一気に心が熱くなりました。

そして、その後につながるラストも良かったですね。
一瞬、ウッディを手放すことを躊躇するアンディですが、他のおもちゃたちと一緒にウッディも託す……
自分は、他のおもちゃが屋根裏部屋に、ウッディが大学にということを考えていましたが、「みんないっしょだ」(本当はこれを最初に台詞に持ってきたかったです)という想いとともにアンディの元を離れる決心をしたウッディと、ウッディを譲ろうと覚悟したアンディ。
そして、最後にアンディと遊ぶおもちゃたち。自然と笑顔になっていますからね。
ごみ処理場の最後が「動」のクライマックスだとすると、あのアンディと遊ぶシーンは「静」のクライマックスという感じで、この2つを連続で見せられることで涙腺が一気に緩くなりそうです。

その他、話の終わらせ方は相変わらず上手く、途中良いやつになったかなと思ったら、やっぱり裏切り最後の最後まで悪役を貫いてくれたロッツォは処理場で処分……ではなく、トラックの正面に貼り付け。
トイ・ストーリー2でもそうでしたが、悪役を殺さないというのは子供向けとして結構重要かなと思います。まぁ、殺すより酷い所業かもしれませんけど……

保育園の方でも、扱いの雑な芋虫組に関しては、それぞれのおもちゃがローテーションを組んで対処していたりと改善をし、全員で協力して良くしていこうというハッピーエンド。
個人的に好きだったのは、軍曹が保育園にやってきたところですね。
最初に出たっきりどこにいったのか心配でしたが、エンディングで戻ってきてくれてホッとしました。
このあたりを忘れずに回収する上手さはさすがピクサーというところだと思います。

後は、やっぱりおもちゃのコミカルなかけあいや動きですね。
バーボーがケンの服を破いてバズを元に戻す方法を聞くシーンや、ミスター・ポテトヘッドが新たな体(パン?)で動くシーンなど、それぞれのおもちゃは真剣ですが、やっていることが面白くて劇場でも何度も笑いが起きていました。
ちなみに、一番好きなのは電話型のおもちゃの声が異様に渋かったこと。あのギャップは……
その他、もちろんスペイン語バージョンのバズ等見どころは多く語り尽くせません。

まぁ、とにかく間違いのない映画で。非常に面白い作品でした。
無論、本音を言うと今まで出てきた他のおもちゃとかの動向も知りたかったところですが、今作から見始めた人もいる以上、このあたりは仕方ありませんよね。
その辺りは、設定集とかで補完されるのでしょう、きっと。

メッセージ的にもいろいろと考えさせられる作品でしたが、おもちゃは遊んでもらえることが楽しみということで、皆が納得した形で別の主のもとへ行くのは良いラストだったと思います。
パンフでこの作品の監督からのメッセージとして

「人間は人生の中で過渡期を迎え、何かを置き去りにして先に進まなくてはいけないこともある」

と書かれていましたが、確かに時間が経つにつれ色々な物を失っているなぁと感じます。
そして、トイ・ストーリー3ではその置き去りにされた方を表現して、どうなるかということを表したわけで……
映画では、その一つの形として他者に譲るとしましたが、必ずしもそれが正しいわけではなく、これもいろいろな形がありますからね。
自分なんかは、失くしてそのまま自然消滅とかも結構ありそうですし。
こういういろんなものを置き去りにして大人になっていくんだなぁと感じます。
とはいえ、ロボットとかやっていると、一部置き去りに出来なくて、結局子供のままじゃないのかというツッコミもありそうですが(笑)

というわけで、長くなりましたが、トイ・ストーリー3、期待を裏切らず、そして期待以上の展開で非常に楽しめました。
相変わらずの長文となりましたが、最後まで読んで頂きどうもありがとうございました。


(追記)
トトロは出てきましたが、しゃべりませんでしたね。
まぁ、ゲストキャラみたいなものですし、しょうがないのですが、折角なのでちょっと活躍を観たかったかなぁとも思います。
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